福祉サービスは障害者のためのサービス
障害を持つ子供の福祉サービスは、子供を中心に行われます。では子供達を支えるご家族へのサービスと考えると、ほとんどないのが現状です。介護は想像以上に大変なもので、時に悲劇的な結末を迎えることもしばしば。介護に携わる人全員が倒れてしまっては、どうしようもありません。
そこで利用したいのが「日中一時」。障害を持つ人ではなく、障害者を支えるご家族のために設けられた福祉サービスです。
大変を少し和らげる
本人の大変さは、言葉に言い表すことはできません。「大変」という言葉1つで、どうにもならなくなっています。しかし障害者を支える家族の苦労も、大変どころでは済まされなくなっています。あまりにも大変過ぎるがあまり、問題を起こすケースもございます。
起きてしまった問題の中で特に看過できないものは、虐待でしょう。本来虐待は、絶対に会ってはならない行為です。どんな理由があっても、許されるものではありません。しかし支援が行き届いていたら、防げた虐待があるのもまた事実です。日中一時はご家族のための支援であると同時に、障害者支援の一環でもあります。
日中一時で受けられるサービス内容は?
日中一時で受けられるサービスは、多種多様。岡山の日中一時サービスを行う施設の場合、学校の勉強を教えます。ただ利用者の中にはお勉強が苦手な人も少なくなく、他の子供達と同じようにとなると難しいものがあります。そこで「カラーマスノート」を使って、効率よく楽しくお勉強に取り組みます。
お勉強だけではありません。施設にある遊具を使って、思いっきり遊ぶこともできます。遊具はいずれも安全なものばかりなので、余程のことがない限りは怪我を負うこともないでしょう。
1人で考え込まない
「育て方が悪かっただけでは?」と、くよくよと考えている暇はありません。障害に関しては、育て方云々では片付かないのです。目に見えて分かる障害ならともかく、目に見えない障害に関してはどうしようもありません。
何をどうして良いのか分からないというのなら、まずはお近くの福祉窓口に相談してください。1人で抱え込まず、多くの人の助けを借りていきましょう。