物件を取得したら店舗として営業する際に手を加えることも頻繁にあります。
そこで出てくる話題が店舗リノベーションという言葉です。
似た言葉としてリフォームという言葉もありますが、それらの違いはどのようなものなのでしょうか。
そこで今回は、店舗リノベーションと店舗リフォームとの違いについて、それぞれの特徴を踏まえながら解説します。
店舗リノベーションとは?
店舗リノベーションとは、元々ある建物に対して新しい機能を付け足す店舗の改築です。
たとえば、利便性を高めたり、店舗の価値を向上させることを目的にデザインの変更や、個室の仕切りを撤去して大きなテーブル席にするといったことが行われます。
元々あった状態に新しい利便性やデザインの追加といったイメージが分かりやすいでしょう。
もともとある物件の中に新しい価値を加える、プラスの改修が店舗リノベーションといえるのです。
店舗リフォームとは?
店舗リノベーションと似た言葉に店舗リフォームがあります。
これは居ぬき物件などで古くなったところや壊れているところを新しく修理し、利用できるようにする改修を言います。
例えば、壊れている厨房機器を新しくしたり、老朽化した部分を交換したりといった改修です。
新しい価値を加えるというニュアンスもありますが、どちらかといえば飲食店などの店舗を利用できる状態まで持っていくという目的で施工される改築といえるでしょう。
スケルトン物件で行う工事は全てリノベーション
スケルトン物件と呼ばれる物件があります。
これは、間仕切りや壁紙、クロスといったものが一切なく、シャッターを上げれば、完全に壁や天井がむき出しになっており、空洞になっている状態です。
ここに施工する工事は全て新しい価値を付け足すリノベーションになります。
スケルトン物件は意外に多くの場所で用意されており、新しく飲食店などを始めるのに予算がかかるものの、自分たちのイメージする店舗を用意できるというメリットがあります。