教育

もしも不登校になったらどうなるのか?

ある動画の話

一時期、ある動画がネットで話題になりました。動画に出ているのは不登校の小学生。小学生は先生から出される宿題が嫌で、学校に行かなくなったとのこと。学校では先生の言う通りに動いているから、周りは全てロボットに見えるという主張でした。
確かに日本の学校制度は完璧とは言い難く、課題も山積み。学校を卒業したからとはいえ、将来必ず稼げるようになるとは限りません。教室で縛りつけるよりは、不登校の小学生のように自由気ままに動くのが良いように見えるのも仕方ないでしょう。

教室は勉強を教える場所

教室は学校の勉強を教える場です。でも勉強「だけ」を教わる場とおもったら、大きく間違っています。社会に出て会社へ働く時。嫌でも赤の他人の携わらなければならなくなるでしょう。理不尽なことにも素直に「YES」と答えなければならない場面は、一度や二度だけでは済みません。
「宿題が嫌だから不登校になった」が事実であれば、社会で受ける理不尽な要求に、対応できるのでしょうか。ネットで話題になった小学生だけに、限った話ではありません。

学校に通えない子供もいる

ただ事情があって、仕方なく学校に通えない子供がいるのも事実です。なぜ通えなくなったのかは、一言で説明するのはかなり難しいこと。
多く聞くのは「いじめ」でしょう。今の「いじめ」は親世代の「いじめ」とは、全く違います。「いじめ」を超えた犯罪行為も横行し、大人の理解を既に超えてしまっているのです。そんな中で学校に向かうのは、あまりにも酷な話。いじめ以外の原因としては、学校の勉強についていけてない・感情が抑えられなくなっている等、様々です。

開かれた教室

島根の教室には、居場所がない子供達のために開かれたフリースクールがあります。フリースクールでも子供達が集まり勉強しますが、いつどこで何の勉強をするのかは子供達の自由です。
学校には行かないよりも行った方が良いです。でも学校に行ってしまったがために、取り返しのつかない傷を負うのは、絶対にあってはならないこと。フリースクールという選択肢があれば、負った傷も少しは良くなるのかもしれません。

おすすめ