福祉

館林でアウトソーシング、発注先の候補は?

最近にわかに注目を浴びているのが、外部に仕事を委託する「アウトソーシング」という言葉です。今なぜ注目されているのでしょうか。その理由の一つは、中長期的にフリーランスという自由な働き方が定着してきたからです。多様な人材がフリーランスになることで、発注する側としてもフリーランスの活用に抵抗感がなくなるばかりか、頼める仕事の幅も広がっていきます。
また、例えばコロナ禍のように企業業績が長く下向く時期を経験すると、企業は社内の組織や人員をスリム化しようとします。一方、企業が手掛ける仕事の量が従前と変わらないのなら、外注して辻褄を合わせざるを得ません。外注と言っても、仕事を頼む先は協力会社の場合もあれば、フリーランスの場合もあります。

メリットは2つ

一般的にアウトソーシングのメリットは「自社にない知見や技術を使って仕事ができる」「自前でやるよりもコストを抑えられる」の2点に集約できると言えます。
つまり、知見や技術が狙いの場合は自分たちの専門分野とは異なる分野の相手であったり、同業であっても自分たちと違う考え方を持っていたりする相手がアウトソーシング先の候補となります。コストが目的の場合は自前で社員を雇うケースよりも安く請け負ってくれる相手を探さなければいけません。

就労継続支援も外注先

それでは、具体的にどんな発注先があるのでしょう。自分たちがどんな業種の仕事をしているかによって、事情は大きく異なってきます。技術を求めるなら高度な知識や技能が必要な場合が多いため、相手を探すのも大変です。もっとも、今ではオンラインの打ち合わせもできるようになったので、単発の仕事であれば、近隣の業者でなくてもよいかも知れませんね。
一方、コスト面で継続的な取引関係になるケースでは、所在地は近い方が良いでしょう。その場合は一般的な企業はもちろんですが、就労継続支援A型の事業所も候補になると思います。就労継続支援A型とは、障害や難病があって一般企業で働けないものの、一定の支援さえあれば就労できる人が働いています。そうした事業所は賃金が一般企業より低いので、同じ作業でも割安で発注できる公算があります。館林にもアウトソーシングを請け負う就労継続支援A型事業所があります。間接的に障碍者雇用を支援する意味もありますから、ぜひ検討したいものです。

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