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水を綺麗にする浄化槽

浄化槽とは?

浄化槽とは、微生物を巧みに利用して水を綺麗にするものです。浄化槽で綺麗にされた水は、再び川へ流れていきます。各家庭に設置されていますので、一昔前はトイレから出た水を処理すれば良かったのですが、今は台所や浴室から出た水も一緒に処理しなければならなくなりました。
さらに「浄化槽法」といって、法律でガチガチに決められています。後になって「知らない」は、通じないのです。

どうやって水はきれいになる?

水は、浄化槽でどういうプロセスを経て綺麗になるのでしょうか。家庭から流れた水には、固形物や水に解けた物質も含まれています。固形物が水の中に入っているのなら分離や沈殿、水に解けた物質を取り除く際にはポルティセラやワムシ類などの微生物を使用します。微生物を使っているので、環境に悪影響は出ません。
ろ過と除去が終われば、次に接触材によって綺麗にします。接触材にも微生物がついており、微生物の働きにより汚れは除去。最終的には消毒して放流される仕組みです。

きれいな水を保つために

きれいな水を得るには、浄化槽維持管理が必要不可欠です。管理を行ってしまうと、罰則を受けなければいけません。大方は指導や勧告ですが、酷いと判断されたら30万円以下の罰金になります。
ただ罰金があるかどうかは別として、家庭から出た水の汚れが十分に落ちていないと、悪臭の原因にもなります。状況によっては地球環境破壊にもつながるでしょう。「大袈裟過ぎる」という声もあるでしょうが、シャレにならない状態になっているのは事実。

保守点検は法律で決められています!

埼玉のホームページでも、浄化槽維持管理の徹底を呼びかけています。まずは保守点検。機械に故障があるかどうか、害虫が入り込んでいないかもしっかりチェックします。法定検査も、忘れてはいけません。しっかり浄化槽維持管理ができているかをチェックします。
そして忘れてはならないのが、掃除です。水は生活を送る上で絶対に欠かせないもの。毎日使えば、浄化槽も当然汚れてくるでしょう。年に1回だけで良いので、綺麗にして下さい。

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