名古屋は全国トップクラスの工業出荷額を誇る愛知県の県庁所在地です。ここでは、名古屋の産業を支える様々なサービスや製造業が多く林立し、臨海部だけでなく北部でも各種産業を営む企業があります。その中に産業用クレーンの設置を行う企業もいくつかあります。そこで今回は、名古屋の産業を支えるクレーンにフォーカスしてどのようなサービスを行っているのか紹介しましょう。
名古屋の産業を支える天井クレーンの施工会社
名古屋の工場などで天井に設置されたクレーンを目にします。これは天井クレーンと呼ばれ、その動作方式によってホイストクレーンとも言われています。名古屋の郊外にある企業では、このホイストクレーンを設計、製造、そして設置するといった業務を営んでいます。その流れはまず、名古屋市内の会社内で設計を行うことです。ここで設計を行ったら、名古屋市外にある広大な工場でガーターと呼ばれる部分の溶接を行い、塗装や配線を施していきます。配線が完了したら実際に電力を供給して試運転なども行います。工場内で動作確認が完了したら、部品を依頼主の事業所まで運び、上架と呼ばれる設置作業をしていく流れです。ここで設置が完了し、試運転と操作説明、引き渡しを行います。その後も名古屋の企業ではアフターメンテナンスや点検などを実施しています。このようにして名古屋市だけでなく愛知県、東海、そして全国の産業を支えているのです。
ホイストクレーンとは？
ホイストクレーンとは荷物を上げ下げしたりする際に利用する装置です。電動機を使用して電気制御を行う際にボタンで操作し、水平にも動かせます。なお、クレーンがついていないホイストとは別の装置のことで、こちらは水平に動かせません。
天井クレーンは点検義務がある
事業所に設置されている大きな天井クレーンは設置工事が完了した後、落成検査が義務付けられています。これ以外にもその危険性や重要度の高さから、車のように2年ごとの性能検査が義務付けられており、設置会社が点検なども行っています。