東京都は、全国で最も内装工事の着工件数が多く、特に23区内の工事は国内でも群を抜いているといっていいでしょう。日本の首都というだけでなく、経済や商業の中心ということから企業や店舗数も大変な数であり、それらの場所に勤務する人々の住宅なども比例して数があります。今回は、そんな需要の多い東京都の内装工事について、よりお得に依頼できる助成金や補助金の制度について概要をお話ししつつ、内装工事の事例についても紹介します。
東京都の内装工事に関係する助成金や補助金制度は豊富
東京都の内装工事に関係する助成金や補助金制度は23区内を中心に豊富です。例えば、千代田区の住宅向け助成金制度の「高齢者向け返済特例制度助成」はバリアフリー化に特化した住宅の内装工事に対して助成金が給付される仕組みです。次に中央区の省エネルギー化工事に対しては「自然エネルギー機器等導入費助成制度(太陽光発電・蓄電システム)」といった制度が用意されています。港区の「住まいの防犯対策助成」、雑居ビルなどにも適用できる可能性がある新宿区の「新宿区建築物等耐震化支援事業」といったものもあります。これらは区や東京都内の市町村によって異なるので、一度行政に相談してみるのも良いでしょう。
内装工事の事例紹介:店舗の場合
内装工事の事例として業務用途の依頼で多い内装工事がスケルトンからの新装工事です。このような事例ではスケルトンから設備の工事までを行って、飲食店として利用できる状態にするといった工事が行われます。オペレーションしやすいようにレイアウトをしたり、重要なコスト面も意識して、投資以上の効果をえらえるような内容にしたりといった内装工事です。約1か月の工期で予算は700万円程度が目安になります。
内装工事の事例紹介:分譲マンション
中古の分譲マンションをリフォームする目的で内装工事が施工されることもあります。クロスの張替えや床に1.5mm厚リフォームフローリング「ウスイータ」(パナソニック製)を用いることで床が新築のようになっているのもポイントです。また、建具の交換も内装工事の業務範囲内で行っています。工期は約1か月で費用は300万円程度です