農業・畜産

広島県特産の初夏きゅうりを紹介

春夏きゅうりとは

昔からきゅうりは夏バテ予防の野菜としても重宝しており、夏野菜としてイメージしている方も多いのではないでしょうか。
そんな夏野菜のイメージが強いきゅうりも、今ではビニールハウスで全国的に作られる農家さんも多くおられます。
そのため季節感がある食べ物としての意識が段々と薄くなっていることでしょう。

しかし、そんなきゅうりの中でも、広島で作られているきゅうりは、春夏きゅうりとして有名になってきています。
本格的な夏になる前につくられるこの初夏きゅうりは、広島県江田島の特産品として注目されており、通常のきゅうりよりも大きめな見た目が特徴です。

ビニールハウス栽培での収穫

こちらの江田島産きゅうりの栽培はビニールハウスにて行われていることが分かっています。
ただ、こちらでのビニールハウスは広島県の気候、特に瀬戸内海の気候を考えると細心の注意を払って育成しないといけないということが、生産者さんの意見として言われています。
特に日照量の調整です。
日照量が多すぎるときゅうりそのものが肥大しやすくなり、通常よりも重量も大きなきゅうりになってしまうのだとか。
肥大しすぎると味が損なわれるだけでなく、支えるプラントそのものにも負荷がかかったり、その他のきゅうりにも思わぬダメージを与える可能性もあるのだとか。

このようにして細心の注意を払ってできるきゅうりは、春夏きゅうりだけでなく秋冬きゅうりも作られており、年間600トンもの収穫になるとのこと。
1日に5キロの箱が1000ケースにもなる場合もあるとのことで、江田島では大きな収入源になっているようです。
そんなきゅうりの最盛期である初夏。
これから本格的な夏になる前にぜひ旬の味を味わってみるのもいいかもしれませんね。

おすすめ