福祉

就労継続支援B型のすすめ

自分のペースで働ける場所

何かしらの事情により働けない人に社会的なつながりを持たせる場所が、就労継続支援B型です。携わる仕事は軽作業が中心になっているため、特別な技術や資格は特に必要ありません。年齢制限は特に設けられておらず、自分のペースで働くことができます。

工賃と作業内容について

もちろん実際に労働しているため、工賃は出ます。賃金という形ではないものの、自分の頑張りが形になれば大きな自信にもつながるでしょう。ただ金額はお世辞にも多いとは言えず、法律で決められた最低賃金を下回っているのが現状です。しかし国も何もしていない訳ではなく、全国的に工賃アップに動いています。
主な作業内容は施設にもよります。埼玉の就労継続支援B型施設の場合は、ボールペン組み立て・ポチ袋入れ・ばね入れ・接着剤の箱作りや箱詰め・レター仕分けなどです。利用者に無理な仕事は、絶対にさせません。体調をチェックした後に、作業に取り掛かります。また作業だけでなく、誕生日会や遠足などのイベントも随時開催しています。多くの人とつながりを持つことで、大きな自信に繋げるのが施設の目的です。

利用条件は?

なお施設を利用するには、条件があります。特別支援学校を卒業しているからとはいえ、すぐに就労継続支援B型が受けられる訳ではないのです。
就労経験があるも、一般企業で務めるのが困難とみなされた人。障害基礎年金1級の受給者などです。ただ障害者手帳を持っていない人でも利用できる場合があるので、役所に相談してみることをお勧めします。

長時間勤務が難しい場合は?

事情があり、長時間働けない人もいらっしゃるかと存じます。施設の中には、1日1時間だけ働ける場所もありますので心配無用。将来的に一般企業での就労を考えているのなら、リハーサルがてらに利用するのも良いでしょう。
1番やってはならないのは、無理をすることです。働きたい気持ちは痛いほどわかりますが、体調としっかり相談した上で決めるようにして下さい。

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