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ビルの解体工事

人間も時とともに年齢を重ね、老化が進んでいきますが建造物も同じように老朽化が進んでいきます。

人間の平均寿命は現在女性87歳、男性81歳と確実に伸びていますが建造物の寿命も年々伸びていっています。

ちなみにビルの耐用年数はRC造、SRC造ともに47年、事務所用途の場合には50年となっていますが、耐用年数=寿命ではありません。

耐用年数とは税務上の問題で減価償却資産としての法的耐用年数を指し、ビルが利用に耐えられる年数である「寿命」とは異なるのです。

現在のビルの寿命は100年を超えるといわれていますが、実際には平均70年ほどで解体されているようです。

ビル解体の流れ

広島で解体工事を請け負う会社を例に見てみましょう。

工事開始前に行うこと

施行計画書を作成して、解体方法について打ち合わせを行います。

ビルの解体では大きな振動を伴う場合があるので、近隣の住宅等に影響が出ないかをチェックし、着工前の状態を記録しておきます。

近隣住民に作業内容や工事日程などを知らせるとともにごあいさつに回ることも重要な工程です。

解体工事

騒音や粉塵を防ぐために養生シートを張ります。

建物内の建具や設備機器などの細かな撤去を手作業で行い、中をからにしてから重機などの大型機材でビル自体の解体作業を行います。

一番固い物質「ダイヤモンド」を使用した最新の機材を利用してできるだけ騒音や粉塵を防ぎながら解体工事を進めていきます。

解体されたコンクリート壁から鉄筋を分別し、それぞれを専門処理場に運搬します。

最後に綺麗に整地して解体工事が終了となります。

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